メキシコペソを長く持つリスク 保有年数別の損益と下落
BIS の月末の為替レートと政策金利(取得日 2026-10-25)で計算すると、2010年1月末以降の各月末にメキシコペソを 100 万円分一括で買い(レバレッジ 1 倍)、そのまま持った場合に損益(為替差と推定スワップの合計)がマイナスで終わった開始月は、1 年後で 33.3%・3 年後で 25.5%・5 年後で 27.7%・10 年後で 2.5%でした。
過去のデータに基づく計算で、将来の成果を示すものではありません。スワップは政策金利の差から計算した推定で、業者が実際に付ける額とは異なります。
データ更新
保有年数別に損益がマイナスで終わった割合
メキシコペソの損益がマイナスで終わった開始月は、1 年後の 33.3%に対して 10 年では 81 通り中 2 通りでした。ただし為替差だけでマイナスだった開始月は 10 年でも 49.4%あり、損益の差は推定スワップの積み上がりによるものです。トルコリラは長く持つほど割合が上がり、10 年で 100.0%でした。
1 年後の損益率(メキシコペソ・開始月ごと)
実線 = 損益率、点線 = 0%(元本どおり)。横軸は買った月末です。
1 年後の損益率が最も低かったのは2015年6月末開始の −27.3%、最も高かったのは2021年11月末開始の +45.4% です。
対円レートの下落
月末の値だけで計算しているため、月の途中の安値はこれより低いことがあります。1 か月の下落が大きかった月は、メキシコペソが2020年3月、トルコリラが2021年11月、南アフリカランドが2020年3月です。
レバレッジ別のロスカットの割合(5 年持った場合)
25 倍は個人の FX の上限(必要証拠金 4%)で、入金額の 25 倍の金額分を買った場合です。月中の値動きを見ていないため、実際の口座ではこの表より低い倍率でロスカットされることがあります。1 年ずつの結果と計算ツールは各通貨のページ(メキシコペソ・南アフリカランド・トルコリラ)にあります。
メキシコペソを長く持つリスク 保有年数別の損益と下落のよくある質問
メキシコペソを 10 年持てば損をしませんでしたか
2010年1月末〜2016年9月末の各月末に買って 10 年後に評価した 81 通りのうち、損益がマイナスだったのは 2 通り(2.5%)で、最も悪い結果は 2010年4月末開始の −8.8%でした。為替差だけを見ると 40 通り(49.4%)がマイナスで、推定スワップがその多くを埋めた計算です。10 年の開始月は 81 通りしかなく、期間の重なりも大きい点に注意が要ります。過去のデータに基づく計算で、将来の成果を示すものではありません。
メキシコペソの対円レートは最大でどれだけ下がりましたか
月末の値では、2014年11月末の 8.551円から2020年4月末の 4.492円まで 47.5% 下がりました。1 か月で最も大きく下がったのは2020年3月の 17.7% です。その前の高値を月末で上回ったのは2023年8月末でした。月中の値動きは見ていないため、実際の安値はもっと低いことがあります。
レバレッジを何倍にすると、ロスカットされましたか
各月末に 100 万円を入金して一括で買い、5 年のうちに月末の有効証拠金が建玉の時価の 4% を下回った開始月の割合は、メキシコペソが 3 倍 5.7%・5 倍 36.2%・25 倍 89.4%、トルコリラが 3 倍 63.8%・5 倍 83.7%・25 倍 97.2%、南アフリカランドが 3 倍 0.0%・5 倍 40.4%・25 倍 91.5%でした(各 141 通り)。月末の値だけで判定しているため、実際の口座ではもっと低い倍率・もっと早い時期にロスカットされることがあります。
トルコリラと南アフリカランドはどうでしたか
トルコリラは損益がマイナスで終わった開始月が 1 年後 63.0%・5 年後 85.1%・10 年後 100.0%で、対円レートは2010年1月末の 60.669円から2026年9月末の 3.203円(−94.7%)です。南アフリカランドは損益がマイナスで終わった開始月が 1 年後 34.9%・5 年後 24.8%・10 年後 17.3%で、対円レートは2010年1月末の 11.934円から2026年9月末の 9.578円(−19.7%)です。スワップは政策金利の差から計算した推定で、業者が実際に付ける額とは異なります。
データの出典と計算の方法
- 各月末に 100 万円分を一括で買い、1・3・5・10 年後の月末に評価しました。買ったあとの入金はありません。売値と買値の差(スプレッド)・手数料・税金は含めていません。
- スワップは政策金利の差から計算した推定で、業者が実際に付ける額とは異なります。毎月のスワップは 建玉の時価 × (前月末の金利差 − 年 1 ポイント) ÷ 12 です。日本の政策金利が無い期間(2013 年 4 月〜2016 年 9 月)は 0% と置きました。
- ロスカットは月末の有効証拠金(入金 + 為替差 + スワップ)が建玉の時価の 4% を下回った月に、その月末のレートで全部を決済したとしています。
- 開始月は 1 か月ずつずらしているので、隣り合う開始月の結果は期間の大部分が重なります。割合は独立した試行の数ではありません。
- 出典
- BIS(国際決済銀行)Data Portal の為替レート(対米ドル・月末値)と中央銀行の政策金利(月末値)。対円のレートは 円/ドル ÷ 各通貨/ドル で計算しました。
- 取得日
このページの数字は過去のデータの計算結果です。将来の成果を示すものではなく、特定の通貨の売買をすすめるものでもありません。