月ごとのドル円の変化
変化率は、前の月末からその月末までのドル円の変化です。プラスは円安・ドル高、マイナスは円高・ドル安を表します。月末の 1 時点どうしの差なので、月の途中の動きは入りません。
偶然の確率: 毎年の上下が五分五分で決まるとしたとき、その月と同じかそれ以上に上昇か下落の年が片寄る確率(二項分布・両側)。小さいほど偶然では起こりにくい片寄りです。
数字の読み方
1 つの月の統計は 1 年に 1 回しか増えないため、16〜17 年でも数は 16〜17 個です。最も片寄った 10 月(16 年中 13 年)の偶然の確率は 2% ですが、12 か月を並べて最も片寄った月を選ぶと、どれか 1 つがこの程度に片寄る確率は約 23% になります(月ごとの上下が互いに関係しないとしたときの計算)。
全部の月を通した上昇の割合は 54% で、期間全体で円安が進んだぶん、どの月も上昇の年がやや多めに出ます。
年末年始(12 月と 1 月)
月末値どうしでは、12 月は上昇 16 年中 8 年、1 月は上昇 16 年中 7 年でした(偶然の確率は 12 月 100%・1 月 80%)。月の中の日ごとの動きは月末値には出ないため、日ごとの値幅はドル円は 1 日に何銭動くかにあります。
メキシコペソ円・トルコリラ円・南アフリカランド円
同じ BIS の月末値から、1 通貨あたりの円の値を計算しました(ドル円 ÷ 対ドルの値)。高金利の通貨は長い期間で円に対して下がったものがあり、月ごとの数字には季節よりも長期の流れが強く出ます。スワップを含めた積立の結果はスワップ積立の過去検証にあります。
ドル円の月別の傾向のよくある質問
ドル円に月ごとの傾向(アノマリー)はありますか
BIS の月末値で 2010年2月〜2026年9月 のドル円を月ごとに見ると、上昇(円安・ドル高)した年が最も多かったのは 10 月(16 年中 13 年)、最も少なかったのは 7 月(17 年中 6 年)でした。ただし上下が五分五分の偶然でも、12 か月のどれか 1 つが 10 月と同じ程度に片寄る確率は約 23% あり、1 年に 1 回しか数が増えない月の統計は年数が少なく、この数字だけで傾向と言い切れる強さではない、というのが計算の結果です。過去のデータを集計した結果で、将来の値動きを示すものではありません。特定の月・時期での売買をすすめるものではありません。
年末年始(12 月・1 月)はドル円が下がりやすいですか
12 月の上昇は 16 年中 8 年(変化率の平均 −0.09%)、1 月は 16 年中 7 年(平均 −0.21%・中央値 −1.13%)でした。11 月末から 1 月末までの 2 か月では、上昇 16 年中 6 年・平均 −0.31% です。
メキシコペソ円やトルコリラ円にも月ごとの傾向はありますか
メキシコペソ/円は全期間の月の変化率の平均が +0.19%(上昇 200 か月中 112 か月)、トルコリラ/円は全期間の月の変化率の平均が −1.33%(上昇 200 か月中 77 か月)、南アフリカランド/円は全期間の月の変化率の平均が −0.02%(上昇 200 か月中 107 か月)でした。トルコリラのように長い期間で大きく下がった通貨は、どの月も下がった年が多くなり、季節よりも長期の流れが数字に出ます。
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データの出典と取り方
- 出典
- BIS(国際決済銀行)Data Portal: 為替レート(WS_XRU・対米ドル・月末値)と中央銀行の政策金利(WS_CBPOL・月末値)。BIS 為替レート
- 期間
- 2010年2月〜2026年9月 の月の変化(2010年1月 の月末値を起点)。取得日
- 計算
- 月の変化率 = その月末の値 ÷ 前の月末の値 − 1。上昇の年 = 変化率がプラスの年の数。偶然の確率 = 上昇の確率を 0.5 とした二項分布の両側の確率。
過去のデータを集計した結果で、将来の値動きを示すものではありません。特定の月・時期での売買をすすめるものではありません。
関連: 時間帯と曜日の統計 / 1 日の値幅 / データの取り方