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ドルコスト平均法の検証 定額・定量・一括の 3 つを過去の株価で比べた結果

毎月同じ金額で買うドルコスト平均法では、平均の買値は期間の平均の値を下回るか同じになり、1980〜2026年の株価指数で 10 年買った場合の下回った幅の中央値は米国株(円換算)5.8%・日本株 5.6%でした。

過去のデータに基づく計算で、将来の成果を示すものではありません。どの買い方を選ぶかの推奨ではありません。使った指数は OECD が公表する米国と日本の株価指数(配当を含まない)で、S&P500・全世界株・日経平均そのものではありません。

データ更新
期間
10年・20年
開始月
441通り
データの最後
2026年9月

比べた 3 つの買い方

当サイトの比べ方(どれも投じる総額は同じ・評価は最後に買った翌月の値)
買い方毎月の買い方平均の買値
定額(ドルコスト平均法)毎月同じ金額を買う。値が低い月ほど多くの口数を買う期間の値の調和平均
定量毎月同じ口数を買う(総額が同じになる口数)期間の値の単純平均
一括最初の月に総額を買い、あとは持つだけ最初の月の値

定額の平均の買値は、期間の値の「調和平均」になります。調和平均は単純平均より小さいか同じになるので、定額の平均の買値は定量の平均の買値を上回りません。そのため、同じ総額なら定額の方が手元の口数が多く、評価額も定量を下回りません。ただし、最初の月の値と比べてどうなるかは値動きしだいで、一括との差はこの性質からは決まりません。

一方で、最初の月に全額を買った場合より高く終わった開始月は、10 年で米国株 17.5%・日本株 48.5%でした。

米国株(円換算)の結果

米国株(円換算)・毎月同じ金額で買った場合(定額)と、毎月同じ口数(定量)・最初の月に全額(一括)の比較・開始月はすべて
項目10 年(441 通り)20 年(321 通り)
平均の買値が期間の平均の値を下回った幅(中央値)5.8%16.9%
同じ幅の最大と最小17.5%〜1.8%23.6%〜6.2%
定額が定量より高く終わった開始月441 通り(100.0%)321 通り(100.0%)
定額が一括より高く終わった開始月77 通り(17.5%)5 通り(1.6%)
投じた額を下回って終わった開始月(定額)57 通り(12.9%)1 通り(0.3%)
投じた額を下回って終わった開始月(一括)51 通り(11.6%)0 通り(0.0%)
終わりの値が始めの値より低かった開始月51 通り0 通り
そのうち定額では投じた額を上回った開始月2 通り(3.9%)—
投じた 1 円あたりの評価額の中央値(定額・定量・一括)1.44倍・1.36倍・1.96倍1.96倍・1.64倍・3.06倍
毎月 3万円の定額で買った場合の評価額の中央値518.3万円
投じた額 360万円
1,413.5万円
投じた額 720万円

米国株では、平均の買値は 10 年で中央値 5.8%、20 年で 16.9%下がりました。それでも一括より高く終わった開始月は 10 年で 77 通り(17.5%)、20 年で 5 通り(1.6%)で、値が上がった期間が長かったためです。

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日本株の結果

日本株・毎月同じ金額で買った場合(定額)と、毎月同じ口数(定量)・最初の月に全額(一括)の比較・開始月はすべて
項目10 年(441 通り)20 年(321 通り)
平均の買値が期間の平均の値を下回った幅(中央値)5.6%7.0%
同じ幅の最大と最小29.1%〜1.6%20.8%〜5.2%
定額が定量より高く終わった開始月441 通り(100.0%)321 通り(100.0%)
定額が一括より高く終わった開始月214 通り(48.5%)185 通り(57.6%)
投じた額を下回って終わった開始月(定額)179 通り(40.6%)117 通り(36.4%)
投じた額を下回って終わった開始月(一括)183 通り(41.5%)110 通り(34.3%)
終わりの値が始めの値より低かった開始月183 通り110 通り
そのうち定額では投じた額を上回った開始月39 通り(21.3%)44 通り(40.0%)
投じた 1 円あたりの評価額の中央値(定額・定量・一括)1.12倍・1.04倍・1.14倍1.17倍・1.08倍・1.23倍
毎月 3万円の定額で買った場合の評価額の中央値404万円
投じた額 360万円
841.1万円
投じた額 720万円

日本株は 1990 年前後の高値のあと長く下がった時期があり、10 年の終わりの値が始めの値より低かった開始月が 183 通りありました。そのうち 39 通りは、定額で買い続けた場合に投じた額を上回って終わっています。一括より高く終わった開始月は 10 年で 214 通り(48.5%)で、米国株より多くなりました。

開始年ごとの 10 年後

各年の 1 月に始めて 10 年、毎月同じ金額で買った場合と、最初の月に全額を買った場合の、投じた 1 円あたりの評価額です。太字はその年の 2 つのうち高い方です。

米国株(円換算)・各年の 1 月に始めて 10 年買った場合・投じた 1 円あたりの評価額(1.00 倍より下は投じた額を下回った)
開始評価平均の買値の低さ定額一括
1980年1990年1月3.5%1.35倍1.79倍
1981年1991年1月3.1%1.11倍1.54倍
1982年1992年1月2.7%1.27倍1.88倍
1983年1993年1月2.0%1.26倍1.55倍
1984年1994年1月2.0%1.20倍1.30倍
1985年1995年1月1.9%1.02倍1.00倍
1986年1996年1月2.0%1.39倍1.45倍
1987年1997年1月3.5%1.82倍2.03倍
1988年1998年1月7.6%2.33倍3.64倍
1989年1999年1月11.9%2.15倍3.30倍
残り 27 件を表示
米国株(円換算)・各年の 1 月に始めて 10 年買った場合・投じた 1 円あたりの評価額(1.00 倍より下は投じた額を下回った)(続き: 11〜37行目)
開始評価平均の買値の低さ定額一括
1990年2000年1月14.8%1.95倍2.45倍
1991年2001年1月16.3%2.04倍3.20倍
1992年2002年1月17.2%1.90倍2.69倍
1993年2003年1月16.6%1.29倍1.89倍
1994年2004年1月14.1%1.37倍2.26倍
1995年2005年1月9.7%1.27倍2.73倍
1996年2006年1月4.1%1.40倍2.51倍
1997年2007年1月2.3%1.51倍2.19倍
1998年2008年1月3.1%1.28倍1.43倍
1999年2009年1月3.5%0.64倍0.70倍
2000年2010年1月4.6%0.88倍0.94倍
2001年2011年1月4.9%0.90倍0.83倍
2002年2012年1月5.3%0.82倍0.73倍
2003年2013年1月5.3%1.09倍1.30倍
2004年2014年1月5.4%1.43倍1.53倍
2005年2015年1月6.6%1.63倍1.73倍
2006年2016年1月8.4%1.40倍1.22倍
2007年2017年1月9.0%1.59倍1.17倍
2008年2018年1月10.0%1.79倍1.49倍
2009年2019年1月11.2%1.51倍2.61倍
2010年2020年1月10.0%1.62倍2.31倍
2011年2021年1月8.5%1.50倍2.30倍
2012年2022年1月7.2%1.69倍3.26倍
2013年2023年1月4.8%1.56倍2.63倍
2014年2024年1月5.0%1.72倍2.31倍
2015年2025年1月7.4%1.98倍2.42倍
2016年2026年1月10.1%2.14倍3.15倍
日本株・各年の 1 月に始めて 10 年買った場合・投じた 1 円あたりの評価額(1.00 倍より下は投じた額を下回った)
開始評価平均の買値の低さ定額一括
1980年1990年1月28.7%3.22倍5.95倍
1981年1991年1月27.4%1.71倍3.37倍
1982年1992年1月24.0%1.43倍2.84倍
1983年1993年1月17.8%0.98倍2.17倍
1984年1994年1月11.9%1.03倍2.00倍
1985年1995年1月7.6%0.92倍1.60倍
1986年1996年1月5.4%0.95倍1.55倍
1987年1997年1月4.5%0.80倍0.84倍
1988年1998年1月4.8%0.72倍0.66倍
1989年1999年1月5.4%0.69倍0.44倍
残り 27 件を表示
日本株・各年の 1 月に始めて 10 年買った場合・投じた 1 円あたりの評価額(1.00 倍より下は投じた額を下回った)(続き: 11〜37行目)
開始評価平均の買値の低さ定額一括
1990年2000年1月3.4%1.11倍0.60倍
1991年2001年1月1.9%0.88倍0.75倍
1992年2002年1月1.7%0.72倍0.62倍
1993年2003年1月2.9%0.63倍0.66倍
1994年2004年1月4.1%0.84倍0.70倍
1995年2005年1月3.8%0.94倍0.77倍
1996年2006年1月3.7%1.37倍1.03倍
1997年2007年1月3.8%1.40倍1.23倍
1998年2008年1月4.4%1.10倍1.12倍
1999年2009年1月4.7%0.67倍0.76倍
2000年2010年1月5.6%0.80倍0.56倍
2001年2011年1月5.6%0.84倍0.72倍
2002年2012年1月6.5%0.70倍0.74倍
2003年2013年1月7.4%0.87倍1.06倍
2004年2014年1月7.1%1.22倍1.21倍
2005年2015年1月7.3%1.31倍1.21倍
2006年2016年1月8.0%1.31倍0.86倍
2007年2017年1月7.1%1.44倍0.90倍
2008年2018年1月6.9%1.76倍1.38倍
2009年2019年1月8.3%1.40倍1.86倍
2010年2020年1月8.2%1.47倍1.84倍
2011年2021年1月7.6%1.48倍1.99倍
2012年2022年1月6.5%1.44倍2.64倍
2013年2023年1月3.1%1.26倍2.14倍
2014年2024年1月2.7%1.52倍1.93倍
2015年2025年1月3.7%1.57倍1.97倍
2016年2026年1月5.5%1.92倍2.51倍

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よくある質問

ドルコスト平均法で、平均の買値は本当に下がりましたか

毎月同じ金額で買うと、値が低い月に多くの口数を買うため、平均の買値は期間の平均の値を下回るか同じになります(値が毎月同じときだけ同じ)。1980年以降の株価指数で 10 年買った場合、下回った幅の中央値は米国株(円換算)5.8%・日本株 5.6%、20 年では 16.9%・7.0%でした。

ドルコスト平均法は一括で買うより高くなりましたか

10 年で比べると、定額が一括より高く終わった開始月は米国株 77 通り(17.5%)・日本株 214 通り(48.5%)、20 年では米国株 5 通り(1.6%)・日本株 185 通り(57.6%)でした。値が上がった期間が長いと、最初に全額を入れた方が高くなります。平均の買値が下がることと、一括より高くなることは別の話です。過去のデータに基づく計算で、将来の成果を示すものではありません。どの買い方を選ぶかの推奨ではありません。

値下がりした期間でも、定額で買い続けると利益になりましたか

10 年の終わりの値が始めの値より低かった開始月は、日本株で 183 通りあり、そのうち定額で投じた額を上回って終わったのは 39 通り(21.3%)でした。米国株(円換算)は 51 通りのうち 2 通りでした。残りは定額でも投じた額を下回っています。

毎月 3 万円を 10 年続けると、過去はいくらになりましたか

投じた額 360万円に対し、評価額の中央値は米国株(円換算)で 518.3万円、日本株で 404万円でした。投じた額を下回って終わった開始月は米国株 57 通り(12.9%)・日本株 179 通り(40.6%)です。手数料・信託報酬・税・配当は入れていません。

計算の前提

  • 株価指数: OECD が公表する米国と日本の株価指数(Share prices・月次・2015 年 = 100)。配当を含まない値なので、配当を再投資するインデックスファンドより低く出ます。米国株は BIS の円/ドル(月平均)で円に直しました。
  • 買い方: 買う月の値で買います(端数の口数も買える前提)。10 年は 120 か月、20 年は 240 か月買い、最後に買った翌月の値で評価します。一括は最初の月に総額を買い、評価は定額と同じ月です。
  • 定量の口数は、投じる総額が定額と同じになるように決めた値です(毎月の金額は月ごとに変わります)。
  • 平均の買値の低さ: 定額の平均の買値(投じた総額 ÷ 口数)が、買った月の値の単純平均を何 % 下回ったかです。
  • 手数料・信託報酬・税は入れていません(NISA の口座なら運用益は非課税)。
  • 過去のデータに基づく計算で、将来の成果を示すものではありません。どの買い方を選ぶかの推奨ではありません。

NISA の年の枠(360 万円)の中で 1,800 万円をどう入れるかの比較は一括と積立どっち、下落したときに積立を止めた場合は積立を止めた場合の 20 年後、20% 以上の下落と戻るまでの期間は暴落は何年で戻ったかにあります。

リスクについて

  • 株式・投資信託は価格の変動で元本を下回ることがあります。毎月同じ金額で買っても同じです。
  • 外国の株式は為替の影響を受けます。円高になると円建ての評価額は下がります。
  • このページは過去のデータの計算結果で、特定の買い方・指数・商品の売買や金融機関の利用を勧めるものではありません。

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データの出典と取り方

利用条件
OECD のデータはOECD の利用条件、BIS の統計はBIS の利用条件に沿って出典を明記して使っています。OECD・BIS はこの計算に関与していません
データの期間
1980年1月〜2026年9月(月次)・取得日

取り方の詳細はデータの取り方にあります。

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